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2007年08月28日

   ●絵金蔵 [手結港-弁天座-絵金蔵-道 タオ]

今日は、夜須-赤岡方面へ 行ってきました。
まずはヤッ・シィー・パークへ、カレーの専門店が新しくできたとかで、視察へ。

そういえば、この隣にある「手結港」は、近年希少な石垣でできた港で、
7年前に自分の初生徒の写生大会の引率で来たことがあります。
(...7年前。という事は当時中学生だった彼らは、今頃成人式も終わっているはず...光陰矢の如し)
 


腹ごしらえが完了して
「絵金蔵へ行こう!」と提案するも、却下され、せっかくこの辺りまで来たのに...と残念がっていると、運転手が道を間違え、たまたま絵金蔵駐車場へ到着。コレはもう行くしかない!


まずは目にも鮮やかな弁天座が突然現れる。
「復活した」と言ううわさは聞いていたものの、こんなにド派手に立派に復活していようとは想像してませんでした...。

この付近の敷地の赤が、すごく印象深いです。
確か小学校から続く細い何でもない通路だったと思うのですが、変わった文化施設へ続く道としてのわくわく感が漂う場所にイメージチェンジしていました。(←クリックで画像拡大)

弁天座では、「座」と呼ばれるにふさわしく、現代の地方ではなかなか見ることのできない伝統的イベント かつ 大衆感を忘れない地元に根付いた各種イベントが行われるみたいです。[↓参照]

※絵金百物語のほうは明日公開録音ですよ

 


 

そして本命の「絵金蔵」へ。

土佐生まれの髪結いの息子であった金蔵。
籠かつぎとして都へ上り、狩野派で修行。
土佐へ戻り"林"の姓を与えられ 城のお抱え絵師となるも、贋作事件に巻き込まれ、城下追放。
その後の10年は何をしていたのか不明。
そして、再び歴史に現れた時には、
泥絵具の顔料となる鉱物の鉱脈が豊富なこの赤岡の地で、大衆絵師 金蔵となっていた。

狩野派に学びお抱え絵師の実力をもってして、あえての芝居絵や大衆画や魔除け画だというだけでも、かなりのパワーが感じられるのですが、

絵の中に風刺的なユーモアを豊富に盛り込んだ絵金のイメージからか、展示にも色々な工夫がされており、乗り気でなかった運転手も途中から面白がってみていました。
(最後は映像ホールで絵金の総集編映像(20分)の上映も見て帰ろうとすすんで言い出すほどに。)

例えば、赤岡祭の"屏風絵を夜にろうそくの明かりで見る"あの感覚に基づいて、暗闇に展示してある屏風を手渡された提灯の明かりで見るようにしてあったり、
本物の絵金の作品を見る為の隠し部屋?をこっそり覗くように見ることができる など。
(この仕掛けを模した[穴あき仕様]な絵金蔵ポスターが赤岡の町内にいっぱい貼ってあります)
どこか何となくカラクリ屋敷。

これは小難しい予備知識など無くても誰でも楽しめて、大変おすすめです。


6年前にも5年前にも絵金祭には行ったのですが、
今頃わかった事には

・芝居絵とはなんなのか。

ただ普通に「芝居絵師」と言う職業があったんだ、とだけ思っていました;。

[地芝居を禁止された時代]に、
大衆がそれを思い起こして楽しむための別の方法として生まれ、

地元の神事を行う際に、境内へと続く灯籠の明かりとともに[大提灯]とか[絵馬台]というやぐらの様に組んだ門の上部に芝居絵屏風がはめ込まれる のだそうです。[参照]

なるほど。
時代の圧力に対しての絵画の力での正当なる抵抗というべきか。
なんだかすごく現代的なものを感じました。

そして、やはりいつの時代も地域や神や祭と芸術はつながっているものなのだな。と。


で、色々考えて疲れたので、
町をぶらぶらしていたら
なんと「コスモス」の自動販売機を発見。

もう動いていないみたいでしたが、
一応窓の部分にはマリオのオモチャが。

今の子どもはこんなのでは満足しないんだろうなぁ...と書いている私でもかろうじてこの自販機知ってるレベルで実際買ったことは無いのですが。
(マリオで止まってるあたりがリアル)

あぁ昭和レトロ。懐かしい町 赤岡。
土佐山田のゴレンジャーの幼稚園バッグが売れ残っている店を見た時以来の衝撃でした。



そして、道なりにテクテクと歩き
カフェ「道」(タオ)へ。

左の写真は、タオの店の裏。
飛び石の向こうにトイレが有るのですが、
すでに有る古いパーツを最大限に生かしたいい感じの庭になっています。

裏だけでなく、土間作り畳敷きのこの店の店内は、レトロなものでいっぱいです。
ただレトロなだけでなく、色々な工夫によって、古いものが新たな役割を与えられ、生まれ変わった状態で使われています。


お店の建物自体も蔵風の長屋の中を改装されているみたいで、配線の部品に陶器が使われていたりと古すぎて新しくみた事が無い。




   温故知新と言いますが、まさにこんな場所で、店においてあった「水木しげるの妖怪大辞典」を読みながらぼーっと考えていたら、何かすごく良い作品の案ができそうな気がして来ます。
(もちろん私もたいそうじっくり読みました。え?私用?とかおもいつつ。)



←レトロなメガネフレームも販売されています。

このお店の隣も「おっこう屋」というレトロ品を扱うお店です。

こんな感覚が好きな方は是非1度おとづれて見て下さい。タイムスリップできます。


ジョンの居る店もこのすぐ近くにあります。
田中たばこ店。

ジョンはこの本の表紙の犬です。

全国で(今や)一番小さい町・赤岡町の町
再発見のため、赤瀬川原平・林丈二・藤森
照信・南伸坊といった路上観察学会の面々
をリーダーに町探検団が結成された。
赤岡町再発見の本。



すっごい眠たいらしく「ジョン!ジョン!」と呼んでも車の下で横になったまま目をシバシバするだけでした。
老犬なのかな、ジョン...頑張れジョン。


灼熱の真夏日に遠出しただけのことはあり、
いろいろ収穫の多い1日でした。

  ....そういうわけで、まだ妖怪イヌジマも召還しなければなりませんが、
夏休みもそろそろ終わるという事で(私の授業はすでに始まったが)、
この「夏休みの日記の宿題が大量にたまっている」状況の我がBLOGもどうにかしなくては。

[参考LINK集]
●手結港
●弁天座トップページ
●絵金蔵公式サイト
●絵金蔵日々随想
●道 タオ
●赤岡町公式サイト
●高知県赤岡町の絵金祭


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