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2008年03月21日

   ●にしみねくみ・森田伸 二人展 3/19-3/30

「白い丸」をテーマに染色家のにしみねくみと陶芸家・ガラス作家の森田伸の2人がおりなす展覧会。

にしみねくみ[染色]
◆草木染め/竹締の絞り/ 布
◇タペストリー のれん ふろしき 首まき 等

森田伸[陶芸・ガラス工芸]
◆器/土 ◇皿 かっぷ 箸置き とんぼ玉等を展示販売。

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昨日から始まった、
にしみねくみ+森田伸2人展
「染めと器」展のご紹介です。

草木染めの技法に竹締め絞りで模様を付けたにしみねさんの"白い丸"と、釉薬にこだわった器の森田さんの"白い丸"。
今回の展覧会を期に出会った2人の共通項である"白い丸"をテーマに様々な作品が展開されています。

工芸の作品は、特に知識が無くても、模様や手触りや使い勝手などからも楽しむことができますが、技法の奥深さを知るともっと楽しむことができます。
 
 
 
ご本人さん達から聞いた技法のまめ知識をメモがてらご紹介。

□にしみねくみさん
[草木染め]と聞くととても自然派な印象ですが、実際はとても科学的な実験でもあるようです。
タマネギの皮やさくらや梅の木の皮、その他様々な季節の草木を寸胴の鍋で煮てゆき、
そこへ絞りなどの処理を施した布を投入。一定時間煮込んで、酢酸や金属製の化学液に数種類ひたし、
きれいに洗って干して、乾いたら完成。(以前の体験講座ではさらに煮込む工程が有ったりしました。)

この時、全く同じものを使っても、その組み合わせ・順番・植物の成長段階などによって異なる色を
出すことができるそうです。こう聞くと、それを熟知して操る染織家という職業は、人工と自然とを
行き来するとても不思議な業師に思えてきます。

作品についているタグの裏面に、「どの植物を用いているか、何の金属の化学液を使っているか」が
全て書かれています。
例えば黄色は「タマネギ,Al(アルミニウム)」桃色は「梅,Fe(鉄)」などなど。
グラデーションのかかった作品はこれらが数種類かけあわされています。

是非会場で材料を想像して、答えあわせしてみて下さい。
(会場にある作品のほとんどは"草木染め"で1シリーズだけ人工染料のものが有ります)


□森田伸さん
ガラスの[蜻蛉玉-とんぼだま-][白い釉薬]の陶芸作品を展示している森田さん。
素材の出会いは陶芸のほうが先だったのだとか

【陶芸】
色を筆で塗るのではなく、釉薬を重ねて掛けていく事でできる模様
または彫り込みや浮き出しの加工による手触りを楽しむことのできる作品です。
圧掛けの部分ほど釉薬の色が、うす掛けの部分ほど下地の土の色が生きてきます。
同じ釉薬でも土の種類によって発色が変わって来るため、様々な土を混ぜて試し、
平均4種類、中にはなんと12種類の陶土を混ぜた器も有ります。
過去にはカラフルな釉薬を積極的に使っていたこともあるそうですが、追求するに連れて白の釉薬に。
白の前には、[炭化焼成]による黒に興味が集中して行ったのだそうです。
炭化焼成とは炭を作品の極近くで燃焼させ土の中に熱で溶ける素材を練り込んで、
黒く泡立つような表面の質感を作る技法で、絵付けではなく素材そのものからわき出す力を大切にする
という点では現在の白へとつながっているものが有るのだとか。
今回会場にある作品は箸置きなどミニミニサイズな作品ほどカラフルな釉薬で、大きな作品ほど白く、
炭化焼成の作品は3点展示されています。

【蜻蛉玉】
吹きガラスなども修得したという森田さんですが、大掛かりで人手や広い場所の必要な吹きガラスよりも
自分の手元に集中してガラスと対話できる蜻蛉玉が現在の制作の主になったのだとか。
一度蜻蛉玉に整形したものを全部まるごと炉にかけて溶かしてみたり、ある目的で作った玉を別の用途に
考えて作りかえてみたり、2重3重の工程をへて「一体どうやってガラスの中に閉じ込めたのだろう!?」
と思うような模様や形が驚くほど繊細にそして立体的に納まっています。
遠くから眺めるよりも、是非手にとって色んな角度から見てみて下さい。
graffiti
780-0056 高知市北本町4丁目1-23 藁工倉庫tel&fax : 088-878-0051
営業時間 : 11:00a.m-19:00p.m定休日 : 火曜 (+変則)
Mail:shop@graffiti-museum.comURL:http://www.graffiti-museum.com
MAP:詳しい地図はこちら公共交通でのアクセス詳細はこちら

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コメント

葉子ちやん、こんばんわ。こんな深夜な時間になってしまってのメールで支離滅裂かもしれません、が、いつもお世話になりっぱなしで、とっても感謝していますありがとうー。
わたしのおしゃべりから、とてもわかりやすく丁寧な文章にまで昇華された内容に表現されてて感激しました。大変だったと思いました。感謝!感謝!おやすみなさいー。

>のぶりんさん

こんばんわ!。コメントありがとうございます。
このBLOGに書いた文の量だと気楽に読むのはちょっと大変なので、graffitiのblogやmixiのgraffitiではコレを分載しています。

文章を書く仕事を目指した事が無いので
(国語系な親に文才が無いと言われ続けて育ったので)
正しい日本語になっているかと言えばアヤシイ限りですが、美術やものづくりをもっと広く多くの人に知ってもらいたいという気持ちだけで書いています。

作家さんの話は会場で聞けるのですが、会場でしか聞けないし、
現物を見なければわからない事もたくさん有るし、
文章だけでは全てはわからないのが美術やモノ作りなので、
興味を持ってもらう為のツールとしてのBlogだと思って、
自分が興味を持った事を人に伝える(要は作家さんの説明の受け売りなのですが)事ができればと思っています。
そして、それがギャラリースタッフの仕事だと思っています。(⌒-⌒)v

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