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2009年01月30日

   ●Plastik/o [プラスティコ]



すっかりブログがほったらかしになっていますが、
奇数月の後半半分は私はこの世にいないようなものです。
ブログどころでなければ制作どころでもない。ついでに1円にもならないし、寝る時間もない。

とりあえず、そっちが一時的にどうにかなったので、また45日間人間に戻ります。

人間でない間にメールや他の仕事が全部止まっていたので、やらないといけないことが
すでにたくさんあり結局ヒマなどどこにもないわけですが。

ブログを書いてない間に「山中宝展」がおわってしまい、週1の専門学校は3学期の授業が始まり、
椹木野衣さん歓迎飲会にも行ったのですが、それを書く暇もなかったのでおいおい書こうとおもいます。

その飲み会の席で「今は14145さんには何処に行ったら会えるんですか?」と聞かれました。
そう、もうどっかの拠点にも張り付いていないということはこのBLOGでも更新していなければ、陸の孤島。
じつは個人事務所をはじめたんです。以下はその名前の由来の話。



さて、写真は「エスペラント語辞典」
エスペラント語というのは、人工言語というもので、200年ほど前に「世界共通語」を目指して作られたもの。
実際の所、「逆バベルの塔みたいな話で、現代で世界共通語として機能はしていませんが、
これに人生を費やした人物がいたり、エスペラント和辞典や和エスペラント辞典などが日本にもあるし
世界中に辞書が存在し、世界大会も行われたという代物。で、この「共通語として使うことができない共通語」
の愛好家が今も世界にたくさんいるのです。日本語サイトもいくつもあります。

人類は夢の浮力でなんだかよくわからない良い痕跡を残したり、それを受け継いだりする生物ですよね。

で、その愛好家のうちの1人が”我が家の知識源泉探究学者”こと母(国語教師)で、
中学だか高校の時に「エスペラント部」に入っていたらしいのです。
その時に熟読されたらしいのがこの辞書。危うく古文書みたいに朽ちかけています。
でも今でも覚えているのは
「ゲターォ」「キモノーォ」というその国特有のものには最後に「ォ」を付けるという法則だけらしい

「これって言語の現代アートだよねと。」
要するに浅葉 克己トンパ文字みたいなもので、別に絵具でかかなくても、
1枚の絵や図でなくても、アートなものは存在するわけで(パフォーマンスでもあり普及活動でもあり)、
作った人が死んでも作品は残って愛され続けているわけです。

そこに「全世界の人々が完全に世界共通言語として使いこなす必要があったのか」といえば、
結果として、それよりも素敵で不思議な世界共通の夢を広げて世界に残したことが功績。
ある意味「現物でなくても作品」な時点で著作権放棄ですが、形がないために世界に広がることができた作品。

私自身、「物体としての作品」以外の部分の「作品に関する事柄」を制作の一部として作るようになってから

「エスペラント語は優れた作品だなー」
と思うようになりました、

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「ここのところ造語の展覧会名が増えたのは、検索にかかりやすいからだろうなー」
などとも話していた最近、
「店を始めるならエスペラント語辞典とかで調べたら?」と大将(こと旦那)にいわれ

エスペラント語で「造形芸術(造形術)」という意味の
Plastik/o[プラスティコ]という個人事務所を始めました。


plastik/oの形容動詞のPlastik/e「造形的に在り在りとした。実物を見るように在り在りとした」という意味を持っています。
(/は発音時の区切り記号)

・・・・造形芸術(造形・芸術)の形容動詞とか考えたことあったっけ?
簡単な言葉にするとして「ものづくり」かな。ものづくりの形容動詞?「[ものづくり]な」「[ものづくり]だ」・・・・

この日本にはない単語を見て単に「つくる」という日常の言葉だったものが
本当の「存在する」の意味というべきか、
「在る」って何だったか。「残す」って何だったか。「造る」って何だったか。
人はそれを実感するために造るのだなと感じました。

その「つくる環境をつくる」そんなアート事務所にしたいと思います。
只今ロゴを思案中

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