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2009年01月12日

   ●森田将文展&デハラユキノリ展

 

森田将文 第二回個展
『トキメキレンサ〜銛ヲと365人の刺客〜』

 

第20回黒潮漫画大賞で大賞を受賞した
高知出身の漫画イラストレーター
(現在東京在住)森田将文展に行ってきました。

どれもこれも密度がスゴいですね。
来場歓迎のフィギュアたち。
結構大きい。
髪の毛の毛糸がちょうどいい感じです。

 365匹?のキャラクター。
全部の設定を読むのも楽しい。

でも本人さんいわく
今年一番力を入れて行きたいのは
キャラクターやイラストよりも
漫画(ストーリー漫画)らしいです。
 

ヒモでつながれた 「発」と「着」
発信したものを受信してもらうと言う点では
作品も電話も同じ。言葉も文字も絵も立体も同じ。

  スラスラと真っ白い大きな紙にイラストを描いて行く森田さん。
ペンに全く迷い無し。
 
その動画。上の写真のクマはこの動画の結果完成したもの。
クマの結婚式だったのですね。
  そういう作業を重ね重ねて大きな紙が会期中にココまで埋まりました。とのこと。

12日の今日が最終日。
まだ言ってみてない人は是非ギャラリーファウストまで見に行ってみて下さい。

この写真では白かった部分は最終日どこまで埋まっているのだろう?



出口に貼ってあったアランジアロンゾ展告知のポスター 3/3-3/9 ファウストにまたまた来るんですねアロンゾ展


デハラユキノリのフィギュアスイーツ『CAKEEESケーキーズ』高知展

これ、ライブが昨日有ったのですが
結局私はタイムアウトで見れなかったんですよね...

というのも18時開始のはずが、
30分待っても始まってなく。

30分後にタコ蔵の前に大行列が。

定員は150名だったのですが入りきれたのかな...?

でも30分でも行列してでもたくさんの人が待ちに待っている
フィギュアイラストレーター、デハラユキノリのパフォーマンス。

さすが地元の期待の星ですね。


店内にあるデハラグッズは12日(今日)の会期を過ぎたら
一回全部返品してしまうんだそうです。

再入荷はするみたいですが新しめのに一新するそうです。
最も古い商品は今しか買えないかも。

少し前のシリーズは近々http://shop.plastiko.info/に登場予定。
(Plastik/o[プラスティコ]は石井葉子のアート個人事務所)

高知まで来れない人も気になる方はのぞいてみてくださいね。

 

2008年11月04日

   ●10/16 香川 3「小沢剛 醤油画資料館にいく」

10/16香川の旅

1「うどんを食べる」
2「四谷シモン人形館に行く」前編中編後編
3「小沢剛 醤油画資料館にいく」
4「北浜アリーに行く」

3「小沢剛 醤油画資料館にいく」

淡翁荘から出て、最初の門の前。



↓その90度左にあるのが醤油画資料館。
入口はココ以外に商店街側にもあります。
淡翁荘の案内人のおばちゃんが、
「商店街側の入口からも入れますよ。せっかくだから入ってみます?」
とわざわざ私たち3人のために商店街側のカギをあけてくれたり。
単に堅苦しい解説じゃなく、案内人さん自体が楽しんでる感じも良いなぁ


ちなみに、ちょうどスーツを来た車イスのご老人とおつきの方がジャストタイミングでこの入口から出て来て
この建物の主っぽいかんじでした。(実際そうかどうかはわかりませんよ)
タイムスリップでもしたのではないかと言うスゴく良い雰囲気で。

醤油画資料館のほうは「写真撮影OK」と書いたものが
無かったので、一応写真はこれだけ。

この案内板
スゴくそれらしく醤油画の歴史が書いてあるのですが
全部「設定」。

そう、「醤油画」の存在自体が小沢さんの作品なのです。


平面・立体、色々な時代の醤油画作品があって、
「ありそうありそう」っていうものから
「このためにここまでやる?」ってものや
「元ネタ知ってるから余計オカシイ」ってものまで
構想全部わかってればわかってるほど
にやけてくるこの面白さ。

大人が本気で真面目にふざけるっていいなー。
見た人の心にも余裕が産まれます。
ちゃんとしたあそび心って言うのは
きっとこういうことですね。

思っていたより数は少ないのですが
醤油画ワールドといえるミニ世界ができています。

 
醤油画資料館の中の別の部屋。
他の作家の作品。

コルヌコピア
田島悦子

密かにキャプションが柱に付いてただけで
案内人のおばちゃんが「上にもありますよ」と
言ってくれなかったら気づいていなかったかも

この部屋は、
こんな感じで作品がすこしづつ増えて行くのかな。
スゴく長期的なビジョンで運営されているようです。
やっぱり自前の歴史的な建物を活かしての
運営だけ有って、スパンが長い。

ここにもまた再び来たくなる仕掛けですね。
 

2008年11月03日

   ●10/16 香川 2「四谷シモン人形館に行く」後編

はい、すっかり日が経っていますが、すでに20日ほど前の話の続きをします。
瀬戸内の人間はどこまでもしつこく、いつまでもわすれない。良いことも悪いことも記録と記憶し続けます。

10/16香川の旅

1「うどんを食べる」
2「四谷シモン人形館に行く」前編中編後編
3「小沢剛 醤油画資料館にいく」
4「北浜アリーに行く」

2-3「四谷シモン人形館に行く」後編


650万円。

らしいですよ。
売られてるらしいです。

この子は2008年夏の最新作。
嫁入りする気満々の白衣装です。

なんか顔が最近の作って雰囲気です。
長い長いことやってるとやっぱり顔つきとかも
年代によって変わるものですよね。

アート作品ってそういう所があるとやっぱり
「今回はどんなんだろう?」って期待感と
「あーでも変わっちゃいすぎると嫌だな」
って不安感とがやきもきして、
「気になって目が離せない」っていう
気がついたらすでにトリコの入口に立ってたり
するものですよね。

魅力と言うか、四谷作品の場合は魔力と言うか。


ちなみにこの子には赤バージョンが居て
白のこの子は真珠のイヤリング。
赤はイヤリングは違うんだとか。

赤バージョンはこの館にはいませんが
写真がプリンツ21の2008年夏号に載っています。
正解はそちらで。

微妙なバージョン違いまで考えられてるとは、
マニアが喜ぶ要素も満載ですね。戦略ですね。
メモしておきましょう。
 ↑部屋と作品とが合い過ぎのベストマッチ。
絶対夜動いてるよ、絶対住んで暮らしてるよ。
 ↑暖かい光溢れる窓辺で全裸。人形ですけどさ。
人形ですけど、窓の外から見えたらびっくりですさ。
 
 
 ↑巨人。一応全体をどうにかして入れてみようと、  下から撮影したものの、入らない↑さすが巨人。
 
 
 ↑2階の窓から見える庭。すごい庭。料亭の庭みたい。
この左にある今駐車場もきっと元々庭だったのだと思われ、灯籠がごっそりまとめて一カ所に有ったのは移動されたんだと思います。
 ↑イスと机がいっぱい。インテリアだけでも見るとこいっぱい。窓の金具一つとっても今は無いデザイン。

 

2008年10月25日

   ●10/16 香川 2「四谷シモン人形館に行く」中編

  10/16香川の旅

1「うどんを食べる」
2「四谷シモン人形館に行く」前編中編後編
3「小沢剛 醤油画資料館にいく」
4「北浜アリーに行く」


2「四谷シモン人形館に行く」後編改め中編



噂のコーヒーハウスシモンのエスプレッソ登場。
全部がミニチュア。水もミニチュア。(確かに水だけでっかいの出て来ても困るけどさ。)
エスプレッソなんだけど、フレッシュとスティックシュガーが付いてくると言う伊太利亜式(なのか?)
日本人的感覚ではちょっと不思議。さて、エスプレッソの話は置いといて。



エスプレッソを飲んでくつろいだ机↑ 奥の部屋の人のサイズでわかる通り、かなり広い。
この写真左側に本棚が有り、人形についての本や、四谷シモンについての本、病院ギャラリー当時の
展示風景の本などが置いてあります。

勝手に戸棚をあけて本を見てくつろぎました。
案内人のおばちゃんはずっと説明に付いてまわるわけではなく、だいたいは1階に居て
お客は自由にできるので、なんか結構な長時間あのイスに座ったりこのイスに座ったり。
このくらい自由にできてしまうとこの空間に愛着すらわいてしまいます。



暖炉の両脇に天使。水色の羽の天使と黒い羽の天使。
両方ひざから下がない。元々有ったようではないのでそもそも無い状態が完成なのかな?。
そうだとしたらその感覚がどこか日本人的な気もして、
この和洋折衷な建物とシモン作品がすごくマッチするのも、その辺の根底の感覚の共通点なのかなとおもったり。
(神により近い存在には足がないという発想自体は他国にも有れど、その頻度がより高いのは日本人特有。
/ 例:幽霊 日本は足無し/海外は足有り)

写真には無いですが1階には畳敷きの完全な和室も有ります。・・・[完全な和室]って言うのも変な日本語ですが。



押し入れのふすまをあけると鏡のうえに横たわる少女が。鏡に写ってるほうの顔と目が合う・・・。
このふすま、頭側が右で足側が左。中は暗い。
つまり、右をあけると頭は見えても足は見えず、左をあけると足は見えても頭は見えず。
肉眼では全部を一度に見れるのですがどうやっても写真に全部がおさまりません。
(資料用写真ではふすまを両方外して照明を当てて撮影したみたいですが)
この「見てはいけないものを見てしまった感」是非実際に淡翁荘に行って体験して下さい。

↓2階の奥にはもっと「見てはいけないっぽい部屋」が。


一見普通なんですが
 

むしろ良いとこのお子様の勉強部屋
な感じなのですが

この部屋の奥に行きますよね


振り返りますよね

すると左後ろに押し入れがあってですね











 


芸術って、
時折に犯罪ですよねー・・・。
何でこの角度から撮ったかな私は。
モザイク入れようもんなら
逆にいかがわしいしやな。
どうやらコレ1枚しか撮ってないしやな。

しかも下に足が見えますが









←こんな事になってます。


この部屋が子供部屋だとして
この部屋に住んでる子だとしたら
何が有ったんだこの子らは。

他にも生首がガラスケースに入ってたりしていて

この部屋だけなんか他の部屋と違う感じで
見てはいけない部屋っぽいです。


でも見てはいけないもののようだからこそ
見てみたくなってしまうと言うか。

この日常的には無い空間と雰囲気と想像をふくらまされる
条件下で普段考えないことを考えられる、
というのがアートの存在意義の一つでもあるんでしょうかね
・・・とか言ってみて。


さて、これはどうにも前編と後編だけでは終わりそうにないので
コレを中編としましょう。

続きは後編で。

   ●10/16 香川 2「四谷シモン人形館に行く」前編

 10/16香川の旅

1「うどんを食べる」

2「四谷シモン人形館に行く」前編中編後編
3「小沢剛 醤油画資料館にいく」
4「北浜アリーに行く」

 

2「四谷シモン人形館に行く」


 

四谷シモン 淡翁荘は、
鎌田醤油の敷地内に有ります。

http://www.kamada.co.jp/simon/
simon.html


鎌田醤油のロゴ良いですよね。

ロゴと言うか家紋と言うか
そんな雰囲気も有りつつ

なんか「こういう漢字有ったかも?」
って言う気もしてしまう
「あれ?"釜"田醤油だっけ?」
とか。
いえいえ、父ではなく鎌2本の形です。

 これは、多分元々の鎌田家の門。

昔は鎌田の敷地内に入るにはココから
はいってたんだろうな。
デッカい門です。

[左]さて、淡翁荘の中へ。

だいぶ昔(多分2004年以前)に
「病院ギャラリー」に展示されていたときに私が見たあの四谷シモンの作品たちが
今はどんな風に展示されているのか

(2004年の7月から淡翁荘
に展示されています。)


[右]
入口入ってすぐ近くにある金庫
この淡翁荘は昭和8年から有る建物で
この金庫もその当時から有るのだとか
(↑案内人のおばちゃん談。
資料では昭和11年なのですが、昔の家だから長期かけてつくって完成が11年なのかな?)

この中にも作品が展示されています。

[左]

私が危うく気付かずに見落としそうになったデカイ作品。
だってこの作品、トイレの奥に居るから。

2階にトイレが有ること自体
貧民な私には思いつかなかったのですが
しかも今はそこはトイレとして使ってないのです。
この作品の部屋になっています。

この館では扉という扉をあけてみないと「作品を丸々一個見そびれた!」ってことになります。

そういう所は病院ギャラリーのときと変わってないなぁ。
(開けてはいけない扉にはあけないでと書いてあります)

[右]
半分木枠のままの人形。
ひげは植えてあるのかと思っていたら
貼ってあるんです。なんか変わった方法で一発で植えてるものだと思っていました。
貼ってこの自然な感じを出すのは根性要りそう。

[左]
天使。階段の上に居ます。
階段の上というか階段の上に何故かハリみたいなのがあって、その上に居るんです。
台座がそのハリに全部乗り切ってない。なんか落ちてきそうで怖い。
でもきっと大丈夫。彼?は天使だから。

羽は木彫っぽかったです。

[右]
重たーい扉の金庫、
その中のガラスケースの中の天使。

こっちの天使の羽は羽の形のものに
本物の羽を貼っています。


金庫の中の照明はセンサー式で
動体感知。
なのでずっと金庫の中に居ると照明が切れて真っ暗になります。
真っ暗にびっくりして動いたら感知されてセンサーオン。
しかも下からライトアップされます。

 

 

[左]
金庫の中の金庫。
金たくさんはいってたんだろうなー。





[右]

2階と1階それぞれ作品も飾られた
豪勢なソファーのレストルームが有り、
「コーヒーハウス シモン」
としてお飲物が飲めます。

メニューは
「エスプレッソ」のみ。

男前です。

シングルかダブルかからお選び下さい。


エスプレッソを飲みながら
ちょっと休憩。

続きは後編で。



2008年09月06日

   ●【FLOYD-ノイズビエントLIVE「泉鏡花」】

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FLOYD-ノイズビエントLIVE「泉鏡花」に行ってきました。(※画像はlive終了後の様子ですが)

遠からず近からず知り合いの人がたくさん関わってそうな雰囲気だったので、重い腰を上げて。
と言っても、そもそも打込み系ノイズ系は好きなのです。
好きどころでなく、高校生の頃は夜な夜な延々家でこういうのばかり聴いていた口なのですが、
どうもそうと分かるとその世界に深く深くつっこんだ話を振られ、話を振られる程もは知識的な情報を
知らないので返答に困る、というのが、逆にこういう場所に縁遠い理由なのですが。

"怪談"と"ノイズ"と"映像"の組み合わせは、
よく考えたら日常の中にもテレビとかでもよくあるといえばあるのかもしれません。
でも組み方やメインを変えるとこういう風にもなるんですね。
表現は素材が同じでも比率やバランスで違う世界に見えるもの。

そういえば、1年ほど前にovermarsさんが言っていました。
「今度、蚊帳をお客と舞台の真ん中に張ってライブをするんだけどどう?
どっちが蚊帳の外でどっちが蚊帳の中かっていう」
あーこれだったのか。と。
去年の「小泉八雲」の時には、蚊帳に映像を映すと言う演出はもうあったのでしょうか。

【FLOYD-ノイズビエントLIVE「泉鏡花」】関連URL
odd eye bloghttp://oddeyefinder.blog83.fc2.com
Cafe'de Bluehttp://www.geocities.jp/cafedeblue1999/
architectural recordings BLOGhttp://anoflo.blog104.fc2.com/

 

夏も終わりますねー。(というか全国的には結構終わっているけど、高知的に終わりきってないだけなのか)
読書の秋。妖怪は人の中に人が作り出すと考える派なので、怪談とか百物語とか妖怪論よりは、
八雲や鏡花のようなサイコ的な怪奇小説でも読むべしなのかなぁ。

2008年08月27日

   ●ゆうゆう

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丸亀市猪熊弦一郎現代美術館に
ピピロッティ・リストのゆうゆうを見に行ってきました。


前日寝てないので、作品を見ながら三回くらい寝ていました。

何回か見て自分の頭の中でみてなかった所をつないでみました。

そもそも明確なストーリーや説明でもなく、台の上に寝転がって見る作品で
マクラもあるし、何度も何度も作品は繰り返し流れていて、
まるで天井に丸い穴が空いていてそこに一つの映像が流れ、
そのまわりをビュンビュンともうひとつの映像が
上も下も右も左もわからないくらいグルグルと流れていて、
だんだん丸い穴の映像は、穴なのかどこか別の世界を映した水晶のようなボールでそれが転がっているのか
どちらでもなくて自分の頭の中のイメージなのか夢の中なのか
わからなくなって、寝ていました。

一緒にいった他の二人も聞けば何度も寝ていたらしく、
逆に人間って短時間で寝れるもんだなと。

そういう良いものがでる世界に連れていってくれる作品みたいです。

パンフレットにある言葉でいえば
「無意識のうちに日常生活に抱く様々な感情やできごとに向き合っていることに気づく」ように

それが狭まることや無理に目を覚ますことではなく、研ぎ澄ましながらも、おおらかにゆうゆうとひろがるように。



会期中、6000系のJRの電車(南風リレー号や快速サンポート)を使って、
ピピロッティ・リストとトーマス・ライナーのちいさないたずら
「6000TRAIN:YUYU」
が特別企画として開催されているそうです。

わざわざそれを見に乗りに行こうかな

…ていうかそんなことできるんだ、規模がデカイ
すでに「ちいさないたずら」ではないよね。

2007年08月28日

   ●絵金蔵 [手結港-弁天座-絵金蔵-道 タオ]

今日は、夜須-赤岡方面へ 行ってきました。
まずはヤッ・シィー・パークへ、カレーの専門店が新しくできたとかで、視察へ。

そういえば、この隣にある「手結港」は、近年希少な石垣でできた港で、
7年前に自分の初生徒の写生大会の引率で来たことがあります。
(...7年前。という事は当時中学生だった彼らは、今頃成人式も終わっているはず...光陰矢の如し)
 


腹ごしらえが完了して
「絵金蔵へ行こう!」と提案するも、却下され、せっかくこの辺りまで来たのに...と残念がっていると、運転手が道を間違え、たまたま絵金蔵駐車場へ到着。コレはもう行くしかない!


まずは目にも鮮やかな弁天座が突然現れる。
「復活した」と言ううわさは聞いていたものの、こんなにド派手に立派に復活していようとは想像してませんでした...。

この付近の敷地の赤が、すごく印象深いです。
確か小学校から続く細い何でもない通路だったと思うのですが、変わった文化施設へ続く道としてのわくわく感が漂う場所にイメージチェンジしていました。(←クリックで画像拡大)

弁天座では、「座」と呼ばれるにふさわしく、現代の地方ではなかなか見ることのできない伝統的イベント かつ 大衆感を忘れない地元に根付いた各種イベントが行われるみたいです。[↓参照]

※絵金百物語のほうは明日公開録音ですよ

 


 

そして本命の「絵金蔵」へ。

土佐生まれの髪結いの息子であった金蔵。
籠かつぎとして都へ上り、狩野派で修行。
土佐へ戻り"林"の姓を与えられ 城のお抱え絵師となるも、贋作事件に巻き込まれ、城下追放。
その後の10年は何をしていたのか不明。
そして、再び歴史に現れた時には、
泥絵具の顔料となる鉱物の鉱脈が豊富なこの赤岡の地で、大衆絵師 金蔵となっていた。

狩野派に学びお抱え絵師の実力をもってして、あえての芝居絵や大衆画や魔除け画だというだけでも、かなりのパワーが感じられるのですが、

絵の中に風刺的なユーモアを豊富に盛り込んだ絵金のイメージからか、展示にも色々な工夫がされており、乗り気でなかった運転手も途中から面白がってみていました。
(最後は映像ホールで絵金の総集編映像(20分)の上映も見て帰ろうとすすんで言い出すほどに。)

例えば、赤岡祭の"屏風絵を夜にろうそくの明かりで見る"あの感覚に基づいて、暗闇に展示してある屏風を手渡された提灯の明かりで見るようにしてあったり、
本物の絵金の作品を見る為の隠し部屋?をこっそり覗くように見ることができる など。
(この仕掛けを模した[穴あき仕様]な絵金蔵ポスターが赤岡の町内にいっぱい貼ってあります)
どこか何となくカラクリ屋敷。

これは小難しい予備知識など無くても誰でも楽しめて、大変おすすめです。


6年前にも5年前にも絵金祭には行ったのですが、
今頃わかった事には

・芝居絵とはなんなのか。

ただ普通に「芝居絵師」と言う職業があったんだ、とだけ思っていました;。

[地芝居を禁止された時代]に、
大衆がそれを思い起こして楽しむための別の方法として生まれ、

地元の神事を行う際に、境内へと続く灯籠の明かりとともに[大提灯]とか[絵馬台]というやぐらの様に組んだ門の上部に芝居絵屏風がはめ込まれる のだそうです。[参照]

なるほど。
時代の圧力に対しての絵画の力での正当なる抵抗というべきか。
なんだかすごく現代的なものを感じました。

そして、やはりいつの時代も地域や神や祭と芸術はつながっているものなのだな。と。


で、色々考えて疲れたので、
町をぶらぶらしていたら
なんと「コスモス」の自動販売機を発見。

もう動いていないみたいでしたが、
一応窓の部分にはマリオのオモチャが。

今の子どもはこんなのでは満足しないんだろうなぁ...と書いている私でもかろうじてこの自販機知ってるレベルで実際買ったことは無いのですが。
(マリオで止まってるあたりがリアル)

あぁ昭和レトロ。懐かしい町 赤岡。
土佐山田のゴレンジャーの幼稚園バッグが売れ残っている店を見た時以来の衝撃でした。



そして、道なりにテクテクと歩き
カフェ「道」(タオ)へ。

左の写真は、タオの店の裏。
飛び石の向こうにトイレが有るのですが、
すでに有る古いパーツを最大限に生かしたいい感じの庭になっています。

裏だけでなく、土間作り畳敷きのこの店の店内は、レトロなものでいっぱいです。
ただレトロなだけでなく、色々な工夫によって、古いものが新たな役割を与えられ、生まれ変わった状態で使われています。


お店の建物自体も蔵風の長屋の中を改装されているみたいで、配線の部品に陶器が使われていたりと古すぎて新しくみた事が無い。




   温故知新と言いますが、まさにこんな場所で、店においてあった「水木しげるの妖怪大辞典」を読みながらぼーっと考えていたら、何かすごく良い作品の案ができそうな気がして来ます。
(もちろん私もたいそうじっくり読みました。え?私用?とかおもいつつ。)



←レトロなメガネフレームも販売されています。

このお店の隣も「おっこう屋」というレトロ品を扱うお店です。

こんな感覚が好きな方は是非1度おとづれて見て下さい。タイムスリップできます。


ジョンの居る店もこのすぐ近くにあります。
田中たばこ店。

ジョンはこの本の表紙の犬です。

全国で(今や)一番小さい町・赤岡町の町
再発見のため、赤瀬川原平・林丈二・藤森
照信・南伸坊といった路上観察学会の面々
をリーダーに町探検団が結成された。
赤岡町再発見の本。



すっごい眠たいらしく「ジョン!ジョン!」と呼んでも車の下で横になったまま目をシバシバするだけでした。
老犬なのかな、ジョン...頑張れジョン。


灼熱の真夏日に遠出しただけのことはあり、
いろいろ収穫の多い1日でした。

  ....そういうわけで、まだ妖怪イヌジマも召還しなければなりませんが、
夏休みもそろそろ終わるという事で(私の授業はすでに始まったが)、
この「夏休みの日記の宿題が大量にたまっている」状況の我がBLOGもどうにかしなくては。

[参考LINK集]
●手結港
●弁天座トップページ
●絵金蔵公式サイト
●絵金蔵日々随想
●道 タオ
●赤岡町公式サイト
●高知県赤岡町の絵金祭


2007年08月07日

   ●牧野植物園:ボタニカルルーム

8/7 牧野植物園:ボタニカルルーム---[ギャラリーレビュー]
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美術館に行った後、パラモデルさんと助っ人に来られていた美学生さんとSize0のオーナーと
牧野植物園にいってきました。実は私は10年も高知に居ながら、初の牧野植物園です。
http://www.makino.or.jp/

牧野植物園のギャラリースペースで開催されている「ボタニカルルーム」を 鑑賞して来ました。
graffitiの土佐のモノ作りエリアに作品を置いて下さっている作家さんもたくさん参加しておられます。
http://www.makino.or.jp/update/hotnews.htm#botanic
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工芸の方も多いので、販売をしているのかと思っていたのですが、
植物と作品の共演というべきか、展示が主でした。
オブジェのような花器や植物を取込んだ立体。押し花のように植物を取込んだ平面作品。
そもそも植物そのものを利用している竹工芸や染色や木工作品。または植物画などなど。

大きめの植物が生けてあったりし、植物園の雰囲気もそのままに、暖かみと潤いのある空間が
広がっています。
普段は、販売用の作品を拝見させてもらっていた作家さんの、展示用としての渾身の作もあり、
いつもの作風とはまた違った雰囲気が感じられる展覧会にもなっていました。

噂に聞く通りいい感じですね植物園。
半屋外のホールも有り、いつも告知されてるイベントはここで行われているのだなと。
もっと足しげく通おうと思った次第です。


2007年08月02日

   ●エルネスト=ネト展

 エルネスト=ネト展。
31日に見て来ました。
というより、やって来ました。遊んできました。

チケットを買う時、
「この作品はソバ殻などを使用しております。
アレルギーなどはお持ちではないでしょうか?」
と体感作品ならではの確認を聞き

会場内に入ると、まずクツを脱いで預けて、
ガムテープでくつした裏のゴミを取って、
その間に
「この作品は触っていただくようになっております
フラッシュをたかれなければ撮影もOKです」
との説明。

なんと撮影もOKとは。
美術館ではなかなか無いことです。
もう完全に「見て終わるものではない」

さぁ説明の儀式は終わって
ここから後はフカフカの世界です。


 フカフカのフニョフニョ回廊。フニョフニョにからまってみる
(からまり過ぎ、
あまりやり過ぎると注意されますよ)
 

フヨフヨの真ん中にたまっているカラカラボールに
浸かってみる。遠くから振りをつけて。ドーン。
そして埋もれてみる

そしていざ出ようとすると、
雪のようにズブズブしていて、
なかなか出れない罠。

深い深い海の底へ。

 誰でも短足になれるムニュムニュの服を発見。
コレはうしろ前なのかな?
押し入れの布団の間に挟まって
まったりする時のようなあの感じ。
羊水の中に浸かっているような。
とても心地よくて、
ここでこのまま寝れないものかと思いました。


しかし一番心地よい所は子どもたちに
占領されていて、あー子どもに戻りたい。
でもそこまで子どもの心をわしづかみなネト作品、
大人の童心にかえりたい願望もわしづかみです。
またどこかでやっていたらまた来たい、
この作品の世界に。

この展示は、
「丸亀市猪熊弦一郎現代美術館/財団法人ミモカ美術振興財団単独の開催であり、他会場には巡回いたしません」
とのことで、会場に合わせて図面から作ってあって
今回のこの作品はここでしか見れません。
(インスタレーションですからね)

エルネスト=ネト展
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
2007年7月15日(日)
−10月8日(月・祝)

会期中無休


東京でもやっているみたいですが、
東京は遠いなぁ

「メルティング・ポイント」展
2007.7.21〜10.14
東京オペラシティアートギャラリー




ここに載せきれてない色んな仕掛けや
写真では再現しきれない空間があって
コレは是非とも行くべし!触るべし!です。
↓どこからかみた図。中からは見えない穴ぽこ。

2007年01月16日

   ●■1/16 柴田ケイコ展 (in ギャラリーファウスト)



柴田ケイコ展に行ってきました。
今回は、やはりお母さんになったと言うこともあってか、
手作りベビー用品などが増えていて、
いつもガーリーでスタイリッシュな世界を得意とする柴田さんですが、
ゆるい系のほうの柴田さんの世界が広げられていた感じでした。

私もいつもお手玉をみてはいつかバシッと「コレだ!」と思うような顔だちのが居たら
買いたいなと目を付けています。
イラストもすでにたくさんうれていて、やはり根強い人気ですね。


...というか、またしてもそんな作品の話は全然せずに、世間話を超垂れ流しまくって来たのですが...。
しかも、最後のほうは柴田さんそっちのけで別のアートイベントの関係者と会い、
そっちのほうで答弁をやりさらかしてきました。
(そのイベントの方の話はまた別記事で)




2007年01月01日

   ●ギャラリーレビュー?



ギャラリーレビュー?の過去記事はこちらの旧BLOGに記録されています。



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